本日ご紹介いたします『アガベ』は......【ボビコルヌータ】Bovicornuta になります
当サイトでは、2020年2月21日に、それまでの成長過程の画像とともにご紹介済みの品種でありますので、今回は「【ボビコルヌータ】2」として、その後の成長記録としてご紹介させていただきます
従いまして、品種についての詳細な説明は、前回のページをご参照いただき、本日は本種の基本的情報のみを列記させていただきます
学名は......Agave bovicornuta Gentry (1942) 1942年にハワード・スコット・ジェントリー氏 Howard Scott Gentry によって命名されました。
品種の特徴は......赤~赤茶色の鋸歯が大小交互に、又は入り混じって生えていて、その歯の向きも一定ではなく不規則であるため、葉のエッジは賑やかな印象のある品種です。
葉色は鮮やかなグリーン、又はライトグリーン(黄緑)が印象的で、大きな特徴と言えます。
葉形は、細長いものから、幅の広く葉長が短めのものまで様々なタイプがあります
サイズは......高さが最大で100cm、幅は最大で200cmまで成長するようですが、実際はそこまで大きく成長する個体は多くなく、もう一回り小さなサイズとなる中型の『アガベ』と言えます
品種の特性は......仔株を生成せず、種子によって繁殖する品種です。
現在は組織培養によって、より好まれる姿形(幅広・短葉)のタイプも流通していることでしょう
起源と生息地は......メキシコ西部(ソノラ州・シナロア州・チワワ州)の標高1800~1900mの森や斜面
品種名の由来は......ラテン語で「Bovi」は「牛」を意味し、「Cornuta」は「角」を意味します。不規則な向きで生えている鋸歯が「牛の角」をイメージさせることからのネーミングであります。
英語圏では【Cowhorn Agave】(カウホーン アガベ)とも呼ばれ、それは「牛の角アガベ」という意味になります。
また【Lechuguilla verde】(レチュギラ ベルデ)とも呼ばれ、「ベルデ」は幾つかの国で「緑」を表す言葉でありますので、これも本種の特徴である緑の葉色を特徴付ける名前であります
開花までの期間は......10~12年と言われ、高さ5~6mの花茎を伸ばし、花序から開花する花は、非常に小さく、黄色~黄緑色の花であるようです
耐寒性は......2000年に発行された「メアリー&ゲイリー アイリッシュ」Mary & Gary Irish (夫妻)による『アガベ・ユッカ及び関連する植物』「Agaves, Yccas an related plants」という有名な書籍によりますと......
「2007年1月に気温が華氏25度(摂氏に換算:マイナス3.9度)を下回ると、サンタバーバラに生育している【ボビコルヌータ】は、葉の縁に軽度の損傷と黄変が見られた」
「乾燥状態に保たれていれば、マイナス6~7度の霜にも耐えられる」という記述もありますが、日本国内での雨量・湿度では、この数値はもっと高いものとなるでしょう
学術的分類は......『Crenatae』節と呼ばれるグル-プに属します この節に属する他の品種としては、【クプレアータ】Cupreata や【フーケリー】Hookeri があります。
他に【マキシミリアーナ】Maximiliana や【イナエクイデンス】Inaequidens にも近く、しばしば混同されるようです
基本的情報の要点のみを列記しようと思いましたが、結局長くなってしまいました
それでは、前回ご紹介いたしました本種2個体のその後の画像を、成長記録としてご紹介させていただきます
参考画像として、『Crenatae』節の【クプレアータ】と【フーケリー】、そして似ていて混同されることもあるという【マキシミリアーナ】の画像も参考までにUPいたします
『アガベ』 【ボビコルヌータ】 Bovicornuta
当方管理名2号の個体です 前回ご紹介いたしましたのは2019年11月17日までの画像でしたが、本日ご紹介するのは全て、それから11ヶ月後の2020年10月18日の画像です
前回ご紹介いたしました画像の写りがどうしても気に入らなかったので、今回の2度目のご紹介に至りました
管理名【ボビコルヌータⅡ】 H=40cm W=60cm 鉢サイズ30cm
本種の葉形のタイプは、かなり細長い葉形もあれば、最近では短葉で丸葉なタイプのものも見かけます 本個体はと言いますと、2年ほど前までは短葉・丸葉とまでは言いませんが、それに近い葉形であった時期もありましたが、成長とともにサイズが大きくなってくると、葉形は細長くなってなってしまいました
グリーンの葉色を強く主張する品種でもあります
ブルーの葉色が渇望される風潮の中、グリーンの葉色を代表する『アガベ』の品種の1つと言えるでしょう
同じような構図の画像が続いてすみません
少~しずつ、僅かに上からの構図に変わっているのですが
上からの画像です
これだけのサイズになると迫力があります
それなりに幅広の葉のタイプと言えるでしょうか
横から見ても、品種として特徴的な容姿を備えている品種だと思います
そういえばっ.....英語圏では【カウホーン アガベ】Cowhorn Agave の他に、
【リトル レタス】Little Lettuce とも呼ばれています
「レタス」はもちろん、あの野菜のレタスです。何とな~くその理由が分かる画像でしょうか
特徴的な、牛の角を連想させる鋸歯もUPで見ておきましょう
葉先のスピンも長く鋭いものです
ここからは、↑とは別個体の当方管理名3号の個体です
撮影日は、全て↑と同じく2020年10月18日の画像
2号の鉢サイズは30cm、こちらは一回り大きく35cmの鉢サイズです
管理名【ボビコルヌータⅢ】 H=42cm W=68cm 鉢サイズ35cm
2号と比べて、葉幅が狭くて葉形が長いようです。
これは、個体のタイプが違うという訳ではなく、成長環境の違いで、たまたまこの時期は、このように違う姿形に成長したということなのです。
日当たりのよい雨ざらしという環境で、並べて栽培していても、鉢のサイズや用土の違いという栽培環境でも違いは出てきます。
『アガベ』の栽培では、大きく立派に育てたいという願望があることでしょう
関東地方での鉢栽培では、冬季は室内に移動させる必要性がありますので、サイズが大きくなるにつれ、移動が大変になってきます
たまたま今日は、この2個体を室外へ移動させました
当方にとって、年に2回の筋肉痛の季節であります
この鉢では、限界に近いサイズに成長してきていると思います
栽培スペースの問題もあり、容易に鉢を大きくするのも考えものです
地植えが可能な南国へ引っ越すか()、ハウス栽培が出来る環境ならよかったのですが
向日葵や朝顔など普通の植物に比べて、成長の遅い『アガベ』
そんな『アガベ』だからこそ、大きく育った『アガベ』を青空の下で鑑賞するのは、至福の喜びを感じられるのでしょう
ズームアップで
よりズームアップで
牛さんの角を見て、満足していましょう
『参考画像』☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・
ここからは、『参考画像』としてご覧ください
『アガベ』 【クプレアータ】 Cupreata
【ボビコルヌータ】と同じ『Crenatae』節の【クプレアータ】Cupreataです 【キュプリアータ】とカナ書きされたりもします。
この画像の姿形は、本来の【クプレアータ】よりも丸葉に成長しているようで、これは成長過程の一時的なものですが、これはこれで、なかなか悪くないっ
『アガベ』 【フーケリー】 Hookeri
これも『Crenatae』グループの【フーケリー】Hookeri ですが、ご覧の通り、まだまだ若苗
あくまで『参考画像』としてご覧くださいませ
『アガベ』 【マキシミリアーナ】 Maximiliana
最後の『参考画像』は、姿形が似ていると言われる【マキシミリアーナ】Maxiiliana
かなり細葉で、本日ご紹介の【ボビコルヌータ】とは一目瞭然の違いはありますが、【ボビコルヌータ】の細葉タイプと比較すれば、似てないこともないと思います
当サイトでは、2020年2月21日に、それまでの成長過程の画像とともにご紹介済みの品種でありますので、今回は「【ボビコルヌータ】2」として、その後の成長記録としてご紹介させていただきます
従いまして、品種についての詳細な説明は、前回のページをご参照いただき、本日は本種の基本的情報のみを列記させていただきます
学名は......Agave bovicornuta Gentry (1942) 1942年にハワード・スコット・ジェントリー氏 Howard Scott Gentry によって命名されました。
品種の特徴は......赤~赤茶色の鋸歯が大小交互に、又は入り混じって生えていて、その歯の向きも一定ではなく不規則であるため、葉のエッジは賑やかな印象のある品種です。
葉色は鮮やかなグリーン、又はライトグリーン(黄緑)が印象的で、大きな特徴と言えます。
葉形は、細長いものから、幅の広く葉長が短めのものまで様々なタイプがあります
サイズは......高さが最大で100cm、幅は最大で200cmまで成長するようですが、実際はそこまで大きく成長する個体は多くなく、もう一回り小さなサイズとなる中型の『アガベ』と言えます
品種の特性は......仔株を生成せず、種子によって繁殖する品種です。
現在は組織培養によって、より好まれる姿形(幅広・短葉)のタイプも流通していることでしょう
起源と生息地は......メキシコ西部(ソノラ州・シナロア州・チワワ州)の標高1800~1900mの森や斜面
品種名の由来は......ラテン語で「Bovi」は「牛」を意味し、「Cornuta」は「角」を意味します。不規則な向きで生えている鋸歯が「牛の角」をイメージさせることからのネーミングであります。
英語圏では【Cowhorn Agave】(カウホーン アガベ)とも呼ばれ、それは「牛の角アガベ」という意味になります。
また【Lechuguilla verde】(レチュギラ ベルデ)とも呼ばれ、「ベルデ」は幾つかの国で「緑」を表す言葉でありますので、これも本種の特徴である緑の葉色を特徴付ける名前であります
開花までの期間は......10~12年と言われ、高さ5~6mの花茎を伸ばし、花序から開花する花は、非常に小さく、黄色~黄緑色の花であるようです
耐寒性は......2000年に発行された「メアリー&ゲイリー アイリッシュ」Mary & Gary Irish (夫妻)による『アガベ・ユッカ及び関連する植物』「Agaves, Yccas an related plants」という有名な書籍によりますと......
「2007年1月に気温が華氏25度(摂氏に換算:マイナス3.9度)を下回ると、サンタバーバラに生育している【ボビコルヌータ】は、葉の縁に軽度の損傷と黄変が見られた」
「乾燥状態に保たれていれば、マイナス6~7度の霜にも耐えられる」という記述もありますが、日本国内での雨量・湿度では、この数値はもっと高いものとなるでしょう
学術的分類は......『Crenatae』節と呼ばれるグル-プに属します この節に属する他の品種としては、【クプレアータ】Cupreata や【フーケリー】Hookeri があります。
他に【マキシミリアーナ】Maximiliana や【イナエクイデンス】Inaequidens にも近く、しばしば混同されるようです
基本的情報の要点のみを列記しようと思いましたが、結局長くなってしまいました
それでは、前回ご紹介いたしました本種2個体のその後の画像を、成長記録としてご紹介させていただきます
参考画像として、『Crenatae』節の【クプレアータ】と【フーケリー】、そして似ていて混同されることもあるという【マキシミリアーナ】の画像も参考までにUPいたします
『アガベ』 【ボビコルヌータ】 Bovicornuta
当方管理名2号の個体です 前回ご紹介いたしましたのは2019年11月17日までの画像でしたが、本日ご紹介するのは全て、それから11ヶ月後の2020年10月18日の画像です
前回ご紹介いたしました画像の写りがどうしても気に入らなかったので、今回の2度目のご紹介に至りました
管理名【ボビコルヌータⅡ】 H=40cm W=60cm 鉢サイズ30cm
本種の葉形のタイプは、かなり細長い葉形もあれば、最近では短葉で丸葉なタイプのものも見かけます 本個体はと言いますと、2年ほど前までは短葉・丸葉とまでは言いませんが、それに近い葉形であった時期もありましたが、成長とともにサイズが大きくなってくると、葉形は細長くなってなってしまいました
グリーンの葉色を強く主張する品種でもあります
ブルーの葉色が渇望される風潮の中、グリーンの葉色を代表する『アガベ』の品種の1つと言えるでしょう
同じような構図の画像が続いてすみません
少~しずつ、僅かに上からの構図に変わっているのですが
上からの画像です
これだけのサイズになると迫力があります
それなりに幅広の葉のタイプと言えるでしょうか
横から見ても、品種として特徴的な容姿を備えている品種だと思います
そういえばっ.....英語圏では【カウホーン アガベ】Cowhorn Agave の他に、
【リトル レタス】Little Lettuce とも呼ばれています
「レタス」はもちろん、あの野菜のレタスです。何とな~くその理由が分かる画像でしょうか
特徴的な、牛の角を連想させる鋸歯もUPで見ておきましょう
葉先のスピンも長く鋭いものです
ここからは、↑とは別個体の当方管理名3号の個体です
撮影日は、全て↑と同じく2020年10月18日の画像
2号の鉢サイズは30cm、こちらは一回り大きく35cmの鉢サイズです
管理名【ボビコルヌータⅢ】 H=42cm W=68cm 鉢サイズ35cm
2号と比べて、葉幅が狭くて葉形が長いようです。
これは、個体のタイプが違うという訳ではなく、成長環境の違いで、たまたまこの時期は、このように違う姿形に成長したということなのです。
日当たりのよい雨ざらしという環境で、並べて栽培していても、鉢のサイズや用土の違いという栽培環境でも違いは出てきます。
『アガベ』の栽培では、大きく立派に育てたいという願望があることでしょう
関東地方での鉢栽培では、冬季は室内に移動させる必要性がありますので、サイズが大きくなるにつれ、移動が大変になってきます
たまたま今日は、この2個体を室外へ移動させました
当方にとって、年に2回の筋肉痛の季節であります
この鉢では、限界に近いサイズに成長してきていると思います
栽培スペースの問題もあり、容易に鉢を大きくするのも考えものです
地植えが可能な南国へ引っ越すか()、ハウス栽培が出来る環境ならよかったのですが
向日葵や朝顔など普通の植物に比べて、成長の遅い『アガベ』
そんな『アガベ』だからこそ、大きく育った『アガベ』を青空の下で鑑賞するのは、至福の喜びを感じられるのでしょう
ズームアップで
よりズームアップで
牛さんの角を見て、満足していましょう
『参考画像』☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・
ここからは、『参考画像』としてご覧ください
『アガベ』 【クプレアータ】 Cupreata
【ボビコルヌータ】と同じ『Crenatae』節の【クプレアータ】Cupreataです 【キュプリアータ】とカナ書きされたりもします。
この画像の姿形は、本来の【クプレアータ】よりも丸葉に成長しているようで、これは成長過程の一時的なものですが、これはこれで、なかなか悪くないっ
『アガベ』 【フーケリー】 Hookeri
これも『Crenatae』グループの【フーケリー】Hookeri ですが、ご覧の通り、まだまだ若苗
あくまで『参考画像』としてご覧くださいませ
『アガベ』 【マキシミリアーナ】 Maximiliana
最後の『参考画像』は、姿形が似ていると言われる【マキシミリアーナ】Maxiiliana
かなり細葉で、本日ご紹介の【ボビコルヌータ】とは一目瞭然の違いはありますが、【ボビコルヌータ】の細葉タイプと比較すれば、似てないこともないと思います